あれやこれも物価高で値上げラッシュの世の中、少しでも節約するためにオフピーク定期券を買おうと考えているけど、JR東日本がやっている「オフピーク通勤定期券」ってなに?結局安く買えるの?よくわからない!そういった疑問を解消できるよう、簡単にわかりやすくお伝えします!
今回の記事では、JR東日本のニュースリリースやオフピーク通勤定期券の公式サイトの情報を織り交ぜながら、その定期券の内容に触れていきます。
私自身もJR東日本のヘビーユーザーとして、かれこれ10年はほぼ毎日使っているので、みなさんに少しでもお得に乗っていただけるようご紹介します。
オフピーク通勤定期券は”安く乗れる!!”
結論から申し上げるとオフピーク通勤定期券は通常の定期券より安いです。
2023年3月18日から定期券は1.4%の値上げと、鉄道駅バリアフリー料金が定期券代に加算されますが、オフピーク通勤定期券は、現行の定期券代より-10%安く設定されています。(鉄道駅バリアフリー料金は別途加算)
定期券代は6か月利用の場合、10万円~20万円近くすることも珍しくないので、-10%(1~2万円)はとても大きいので、利用できるなら利用しましょう!
また、3月18日以降に購入する定期券は通常の定期券、オフピーク通勤定期券問わず下記の金額が加算されます。
定期券の利用月数 | 加算される鉄道駅バリアフリー料金 |
1か月 | 280円 |
3か月 | 790円 |
6か月 | 1,420円 |
オフピークという名前からもわかる通り、一番混み合う平日朝の時間帯を除いて、通常の定期券と同じように利用が可能です。
逆に言えばピーク時にオフピーク通勤定期券を利用すると、Suicaのチャージから鉄道利用分がそのまま引かれますので、注意が必要です。
オフピーク定期券は券売機で簡単に買えます
つぎに、オフピーク定期券を券売機で買う方法をご紹介します。
オフピーク定期券を買える券売機は、紫色の「指定席券売機」で購入することが可能です。
言葉で説明するより見た方が分かりやすいので、オフピーク通勤定期券購入の様子を動画で紹介します。
以下で記述してありますが、オフピーク通勤定期券はJR東日本独自のものです。
メトロや都営地下鉄などJR東日本+他社線利用の場合、JR東日本部分がオフピークの対象内であれば、定期券の種類選択の際に、「オフピーク」の選択肢が出てきます。
ご利用の定期券範囲に「オフピーク定期券対象範囲」が含まれていなければ、オフピーク定期券は選択肢に出てきません。
Suicaはお手持ちのものを利用するか、新規の場合は定期券代+Suicaカード代500円がかかるので注意しましょう
動画の手順通りに操作すれば問題なく、オフピーク定期券を券売機で購入できます
ただSuicaカードは要らなくなった場合、窓口でカード代の500円+チャージ残高-手数料220円について返金を受けることが可能です!使わなくなったから捨てる、なんてことはやめましょう!
例:カード代500円+チャージ500円-手数料220円=780円の返金を受けることができます
この際の注意点として、SuicaカードはJRに返却すると回収されて99.999%返してくれません。
例えばSuicaカードの履歴を印字したいからとか、ロッカーの鍵に使っていたとしても返却されませんので、事前にチェックしておきましょう!
また、たまに定期券に入れる個人情報を適当な名前や生年月日を入れる方がいますが、そうすると払い戻しを受ける際に、本人確認ができないので払い戻しが出来ません!何があっても払い戻ししないぜ!という人は好きに入れましょう。
定期券には正しい個人情報を入れましょう!!
オフピーク定期券の大前提
まず、オフピーク通勤定期券は大前提として、ICカードやモバイルSuicaの”通勤定期券”のみとなります!
きっぷと同じように改札機に通して利用する磁気定期券は割引の対象外です。
また、学生のみなさんが利用している通学定期券に値段の変更はありませんので、そのままご利用ください。
バリアフリー料金の加算もありません、これまで通りの値段で利用できます。
どの路線がオフピークの対象なの?
公式サイトに紹介されているように、上の図の範囲がオフピーク通勤定期券の発売範囲と、1.4%の値上げ対象区間です。
なお、割引の対象は”JR路線”になりますので、地下鉄や私鉄は割引の対象外です。
私鉄からJR路線に跨るいわゆる”連絡定期券”をご利用の場合、JR線部分のみ割引が適用されます。
例:西武新宿線 田無駅~高田馬場駅 ⇒乗換 JR山手線 高田馬場駅~大崎駅
上記のような場合はJR線が割引対象ということですね。
オフピーク定期券の経路はどこでもいいの?
オフピーク定期券はその範囲が決まっているので、発着の駅が適用範囲内でも、利用する経路が範囲外の場合はオフピーク定期券になりません!!
例えば、大宮から拝島まで利用する場合
埼京線~中央線経由だとオフピーク定期券対象ですが、川越線~八高線経由だとオフピーク定期券の対象とはなりません。
オフピークの時間の範囲は?
つぎに、割引対象となるオフピークの時間帯は利用駅によって異なります。
割引の対象となるためには、上記の時間を避けて”入場”する必要があります。
改札機にSuicaをタッチして駅に入った時間が判定基準なので、この指定されたピーク時間以外なら割引です。
例:東京駅の場合、7:30~9:00の間に改札をタッチして入ると、割引対象外です。
電車を利用してきて、駅を出るときには7:30~9:00の間でも割引になります。
しかしながら、私鉄の遅延などでオフピーク時間に間に合わなかった場合は、定期券として利用できませんのでご注意ください。
あくまでも定期券として利用できるか否かは、入場時間が基準です。
利用する際の注意点は?
- 連絡定期券(他社との定期券が1枚になったもの)の乗継
- 途中で一度改札を出る場合
- 振替輸送
連絡定期券の乗継
【例】西武線所沢駅から高田馬場乗換で、渋谷までオフピーク定期券の場合
所沢駅ではオフピーク定期の設定がありませんので、乗換となるJR高田馬場駅でオフピークか否かの判定がなされます。なので乗換で改札機にタッチする時間がオフピーク時間帯なら、高田馬場~渋谷は定期が使えます。
乗換する高田馬場がピーク時間帯なら、高田馬場~渋谷はチャージから運賃が差し引かれます。
連絡定期券の直通列車
【例】相鉄線海老名駅から直通列車で新宿までのオフピーク定期券
先ほどの西武線所沢駅は入場時間の判定が無いとご説明しましたが、海老名駅は時間の判定があります。なので海老名駅のピーク時間帯に入場してしまうと、相鉄線部分は定期券利用になりますが、JR線部分は運賃が差し引かれます!
あくまでも、オフピーク定期券はJR線のみなので相鉄線は問題ありません。
途中で一度改札を出る場合
最初に入場した駅はオフピーク時間帯なら、途中で一度改札を出るまでは定期券として利用できます。ただ、途中で一度改札を出て再度入場する際は、その再入場する駅の時間で判定されます。
なので、再入場する駅がピーク時間帯ならその先の区間は定期として利用できません。
振替輸送
定期区間のJR線が運転見合せなどしている場合は、振替輸送が利用できます。これについては時間による制限はありませんので、運賃が引かれることもありません。
少し話が逸れますが、定期券の付いていないただのICカードの場合は振替輸送の利用できません。ICカードは後払いのため、運転を見合せている区間まで運ぶという運送契約が成立していないからです。
なので定期券は切れてるけど振替輸送は利用したいなら、その利用先の駅までの切符を買うと運送契約が発生するので、振替輸送も利用できます。
結論=オフピーク通勤定期券は制限多いが価値はある
出勤時間に縛りのある方は仕方ないとしても、ある程度フレックスタイム制のように自由の利く方は、オフピーク通勤定期券を使わない手はありません。
そもそもこの定期券は通勤時間帯の混雑緩和を目的としていますので、JR東日本も利用する側もwin-winの関係となります。
【2023年】Wpc. 遮光切り継ぎtiny ベージュ 47cm 完全遮光 UVカット100% 晴雨兼用 コンパクト レディース 日傘 折りたたみ 801-16423-102 母の日
↓このブログでは他にも定期券について紹介しています↓