こんばんは、ソコロフです。今日も元気に夜勤なんですが、仮眠室にて現在この記事を作成してます🤤
以前ご紹介したとおり、私はJR東日本のヘビーユーザーなんですが、そのJR東日本さんがまた仕掛けてきました。
コンセプトは「人生に体験と経験を。」
今回JR東日本が仕掛けた一手は、デジタル金融サービスとして銀行口座とJREポイント、そしてJR東日本が持つ強み「鉄道サービス」を絡めたものです。
↓↓↓↓公表された資料を以下に抜粋します。↓↓↓↓
○東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:深澤 祐二、以下「JR東日本」)は、株式会社ビューカード(代表取締役社長:新井 健一郎、以下「ビューカード」)とともに、新たなデジタル金融サービス「JRE BANK(ジェイアールイーバンク)」を2024年春に開始します。「JRE BANK」では、JR東日本グループブランドの銀行口座をお客さまにご提供します。
○本サービスは「人生に体験と経験を。」をコンセプトとし、一般的な金融機関がお客さまに提供している「資産の増加といった価値の提供」のみならず、金融資産を預けていただいたお客さまに「JR東日本グループの事業領域を活かした特典の提供」などを行います。
○JR東日本グループは、経営ビジョン「変革2027」で掲げるビジネスプラットフォームの一環として「JREBANK」と各種サービスの連携を推進し、JRE POINT生活圏の拡大とともに、お客さまの日々の利便性向上、そして人生を彩る体験や経験の提供による心豊かな生活の創造に取り組んでいきます。
結局何が言いたいかと言いますと、常々JR東日本はコロナ禍の決算において、「テレワークの普及などにより、鉄道需要が以前のように回復することない。」と述べ、鉄道から生活サービス事業への舵取りを明言していました。
JR東日本の生活サービス事業は、ecuteやatreなどの駅ビルはもちろんのこと、駐車場や広告業、JREモールなどの通販と幅広く分野を広げています。
今回のJRE BANKもその一環であり、資産運用において「楽天経済圏」なる言葉がありますが、これは謂わば「JRE経済圏」を関東、特に首都圏に展開する一手であると考えられます。
利益を取りこぼさない
銀行口座にお金を預けて得られるメリットは、金利を得られることです。ですが昨今の金利はほぼ無いに等しく、「貯蓄から投資へ」と資金を口座に黙って置いておくメリットはほぼ無くなりました。
JRE BANKがメリットとして提供するサービスには
- 駅のATM「view ALTTE」での引き出し無料
- ご利用に応じたJREポイント付与
- 鉄道サービスのお得な利用 等々
これらサービス全てJR東日本グループ内で完結しているので、顧客がJREポイントを使ったり、鉄道を使うことによって生じる利益は取りこぼすこと無く、全てJR東日本に入ります。
特に鉄道網、駅ナカが発展している首都圏では、JRE経済圏が真価を発揮するのではないでしょうか。
JRE経済圏、地方まで波及できるか
JRE経済圏の問題点は地方だと考えられます。
理由は単純明快で「鉄道を使わないから」
鉄道を使わない地方在住の方にとって、駅のATMが無料だろうが、鉄道サービスを受けられようが、知ったこっちゃないです。車社会である以上、鉄道会社が出せる飴玉にそこまで食い付いては来ないでしょう。
今後の起爆剤なり得るか
今回のJRE BANKのサービス開始は2024年の春とのことです。あと1年と少し先なんですが、株価は反応あるか。
昨日のCPI発表でダウ平均がスタートで爆上げ、その後ずるずる落ちていきましたが、JR東日本の株価は本日12月14日、-57円の7,740円で引けています。まだ始まってもいないサービスなので、長い目で見ていきましょう。