副業禁止の企業も多い中、会社公認で堂々と始められる予備自衛官補!訓練に参加することで日当をいただき、自分自身を鍛えなおす良い機会ともなるでしょう。テレビなどでも特集を組まれるなど、注目を集めていますが、如何せん内容が見えてこない。
そこで今回は予備自衛官補を受けてみたいと考えている方へ、実際に予備自衛官補訓練に参加してきた私自身が参加した感想と、持ち物など注意すべき点などをご紹介していきます。
ズバリ給料はいくらもらえるの?
わたしの場合、訓練に参加した月の月末には給料+交通費が振り込まれました!なのでどの地方でも差は無いと思います。
上記の8,500円は税引き前で、税引き後の振込額は37,000円でした。
訓練期間中の衣食住は無料ですので、駐屯地で3食しっかり食べることができますし、コンビニもあるので間食もできます笑
駐屯地というと駅から遠いイメージがあり、バスなどの2次交通を利用すると思いますが
広報官の方からは「交通費にバス代は含まれません。あくまでも鉄道の利用分のみです」とのことでした。
体力に自信が無いけど大丈夫?
訓練に参加するにあたって「普段運動してないから体力が不安だ~」と感じておられる方も多いと思います。実際、私が訓練に参加したときに周りの参加者から多く聞かれた不安が「体力面でついていけるか」でした。
他はどうか分かりませんが、訓練参加者でバリバリ運動していて、体力に自信あります!なんて方は逆に誰もいませんでした。それどころか普段は運動なんてしないし、走るのも久々なんて方もちらほら。私自身も運動どころか訓練参加前に発熱で寝込んでしまい、病み上がりで参加するという体力ゲージマイナス状態で訓練に参加しましたが、何ら問題なく訓練を乗り切りました。(コロナは陰性と確認したうえで参加しています)
ランニングとか筋トレとかやるんでしょ?
普段ぜんぜん運動しないから訓練にはついていけないかも。。。
筋トレとか無縁の生活してるよ。。。
そのほか、息抜き程度でストレッチや軽い運動はありましたが、それが嫌になってついていけなくなる人は皆無でしょう。
ランニングも自衛隊の装備品をつけたままの駆け足訓練とかではなく、ジャージに着替えて2kmも無い距離をゆっくり走りましたので、訓練参加前に近所を軽く走っておけば問題ありません。
なので、普段から運動してないよー!という方も気に病むことはありません。
お金貰って運動して健康にもなれる!ラッキー!くらいポジティブにいきましょう
訓練にはどんな人たちが来るの?
教官はみなさんゴリマッチョでした笑
しかしながら訓練に参加した予備自衛官補は、普通の体型で若い方が多かったです。
最年長は30歳オーバー、一番年下は19歳の学生さんでしたが、特に壁もなくみんなでワイワイと訓練して、年代の違う友達が出来たようで、訓練に参加しての一番の収穫はこの”人間関係”にあるかもしれません。
学生さんからは社会人の参加者へ、普段の仕事や働き方についての質問も結構されましたし、社会人同士でも情報交換していて、よい刺激となりました。普段働いていると外部の人や、新しい友人って出来難いですが、”予備自衛官補”という共通のスタートラインにいるので、気兼ねなく話せますね。
みんなどんな目的で予備自衛官補に?
訓練に参加していた方々になんで訓練に参加しているのか聞いてみました。
- バイト先の先輩にお小遣い稼ぎ感覚で勧められた
- 将来公務員を目指していて、その予習的な感じで受けた
- 社会人になる前に少し”社会”を経験したかった
- 自衛隊はかっこいいし、即応予備自衛官を目指しているから
国防に寄与したいからを挙げる人もいましたが、それを第一に挙げる人はいませんでした。
まぁ、そういう方は予備ではなく普通に自衛隊を受験されるでしょう。
自衛隊の教官って厳しい?
5日間訓練に参加して怒られている方はほぼいませんでした。
その怒られていた方も怒鳴られる、ということはなく”注意される”程度です。
皆さん自主的に訓練に参加されていますから、訓練中ふざける人が居なかったというのもあるかもしれません。
訓練期間中の生活は”班長”と呼ばれる方が、付きっきりで面倒を見てくれますので、駐屯地内での生活や訓練などで疑問点があれば、班長に相談しましょう。
教官たちも温和で優しく指導してくださるので、キチンと返事をして、きびきび動けば何ら問題ありません。明らかに運動が苦手で、ワンテンポ遅れて動く方もいましたが、本人は至って真面目だったのでその方が怒られるということもありませんでした。
訓練中は自分自身が自衛官であり、駐屯地内にいると自覚し、節度ある行動をしましょう!
持ち物ってなに持っていけば良いの
ただ、冬の時期に参加されるのであれば
・手袋
・ネックウォーマー
・カイロ
・メガネの曇り止め
・ヒートテック
など出来得るかぎりの防寒グッズを持っていきましょう!!
訓練は基本的に屋外なので、真冬の訓練は本当にさむい!!!!!!
私の訓練の時は、誰も訓練で使えるような手袋を持ってきていませんでしたが、寒すぎてみんな駐屯地の売店で迷彩の手袋を買ってました笑
防寒具も基本的に迷彩柄かオリーブ色を選びましょう。おしゃれのためではなく、訓練用です。
そしてとても乾燥するので、ハンドクリームやリップクリームなど乾燥対策も重要です。
集団生活に必要なグッズも持参しよう!
訓練中の寝泊まりは駐屯地内の隊舎に、他の参加者と相部屋です。
人によって寝る時間も、片付けの順番も異なります。
なのでアイマスクや洗濯ネット、スリッパ、充電器など、訓練の手引きに書かれていなくても自分で「必要だな」と思うものは持っていきましょう。
ソコロフはスマホの充電器はあったのに、充電ケーブルを忘れて売店で2,000円ほどで買い直しました。
耳栓を持ってきている方もいましたが、耳栓をして寝ると起床ラッパなどで起きない恐れがあるので、付けないほうが無難かな?と思います。
集団生活したことないから不安。。。
「はじめまして」の参加者同士で突然相部屋で生活する上に、パーテーションなどの仕切りもなく、5日間で一人きりになる時間はありません。
ソコロフは学生時代も社会人になってからも、ずっと寮生活で集団生活を10年近くやっていましたので、この点は何ら不満もなく、快適に過ごしていました。
その秘訣は”相手にあだ名をつけて呼ぶ”ことだと考えています。
初対面で名前に”さん”付けだと、他人行儀ですし、いきなり呼び捨ても反感を買う恐れがあります。
そこで相手にあだ名をつけて呼ぶことで親近感も感じられ、相手からもあだ名で呼んでもらうことで、お互いに言いたいことが言い易くなります。
訓練に参加してみて
途中で述べたように色々な人が集まるので、社外の人と触れ合うことでよい刺激となりますし、駐屯地での生活も非日常感があって楽しいです。
持ち物も多少の忘れ物なら、自衛隊側で用意がありますし、売店で大体そろいます。
防衛相:予備自衛官補についてはこちら
↓↓↓予備自衛官補合格した時の記事もありますのでこちらもどうぞ↓↓↓