始めてみたらバイトの内容が合わなかった…
職場の人が厳しくてつらい…
ダブルワークで身体がもたない…
人によって理由はさまざまあると思いますが、短期でバイトを辞めることは全く悪いことではありません。
無理して続けたところで、身体やメンタルを壊すのはあなた自身ですし、会社はその後の面倒を見てくれるわけでもありません。
私もカフェでバイトを始めたのですが、全然楽しくないし、身体が悲鳴を上げていたので3ヶ月でバイトを辞めてきました。
ダブルワークで休みがまったくない!
ダブルワークを始めてみて、まず痛感したのが休みがほぼ全部無くなってしまいました。
こちらが実際にあった1週間のスケジュールです
月 | 10時~翌10時まで本業 帰宅のため電車で11時~14時移動 16時から21時までバイト 22時に帰宅 |
火 | 朝5時起床 6時半の電車で職場へ 10時から本業 |
水 | 10時勤務終了 昼過ぎに帰宅 午後はブログ記事作成 |
木 | 朝4時起床 5時にバイト先に向かう 6時から11時までバイト 帰宅 午後はブログ記事作成 |
金 | 先日と同じ4時起床でバイトへ 昼頃に終了 |
土 | 朝5時起床 6時半の電車で職場へ 10時から本業 |
日 | 10時に勤務終了 3時間かけて帰宅 そしてバイトへ |
ぱっと見でよく分からないと思いますが、一週間の休みは全て吹き飛び、一ヶ月に休みが2、3日しか無い状況に陥りました
見事に休みがありません。仕事の後も帰宅したら家事をこなす必要もあり、疲れからか夜に眠れなくなり1日の睡眠時間も4時間程度になっていました。
この生活を大体3ヶ月程度やって身体はボロボロに。
家事を奥さんに任せきり
炊事、掃除、洗濯、買い物と生活をする上で家事に終わりはありません。
仕事とバイトのダブルワーク状態の私にはどうしても家事をする時間が無く、全て奥さんに任せきり。当然奥さんは奥さんで仕事をしていますので、「何で私ばかり」という不満もあったことと思います。
ダブルワークをやっている身からすると、こっちは仕事で疲れているから家事をやってくれると助かるなと思う反面、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
ダブルワークで仕事の愚痴が増える
旦那さんや奥さんの愚痴を聞くのが大好きだ!なんて奇特な方、そうは居ないと思います。
誰だって愚痴ばかり聞かされたら嫌な気分になりますよね。でもダブルワークでストレスが溜まると、愚痴ばっかり出てきます笑
これまでなら、週末の予定だとか今日あったこと、笑い話なんてしていたと思いますが、週末は全て仕事だし、ダブルワークで疲れて愚痴しか出てこなくなります。
私も愚痴ばかり話すようになって、奥さんから注意され、そこで初めて「愚痴しか言ってない」と気付きました。
注意力散漫でボーッとすることが増える
本業でもバイトでも、疲れからか集中できなくなり、簡単なミスが増えていきました。簡単に言えば、卵を割ったときに黄身を捨てて、殻を取っておくような冗談みたいなミスを連発。
人の話を聞いても言葉の理解ができず、「え?なんて言ったんですか?」と聞き返すことが増えました。
聞こえていないわけでなく、言葉の意味が理解できないのです。「運んでおいて」と言われたら「え?運んでおいて…?」と言葉は理解できても、意味が分からない状態になりました。
こうなると流石に自分でも「身体がおかしい」と感じるようになっていきます。
周囲からの働き過ぎストップ
私のこの状況に妻、妻の親、両親、上司、同僚など身の回りの人たちから
「ダブルワークを辞めた方が良い」
「見るからに痩せた、身体を壊す」
「家庭を壊してまで働く必要は無い」
と、ストップがかかりました。
副業のバイトを始めてからたった3ヶ月だったので、「いや、まだ3ヶ月しかやってない」と食い下がっていたのですが、注意力散漫でぼーっとしている私の姿は、周囲から見れば異様だったのかもしれません。
家族を犠牲に働くことの意味
私は当初「奥さんのために、将来のために頑張ろう」と考えてバイトをはじめました。
しかし働くうちに目的が「バイトをがんばろう」「頑張っている自分はスゴい」にすり替わり、どんどんと「バイト先で人手が足りない」「辞めないでくれと言われているから」と働く目的が変化しました。
その中で、私の状況を見た上司から
「君はさ、なんで働いてるんだ?」
「働いてさ、それでどうしたいの?」と尋ねられ、
「奥さんのために…」と答えたら、「じゃあバイト辞めて家に帰った方が良いな」と言われて、目が覚めたような感覚になります。
奥さんのために働いて、身体を壊してたら本末転倒で、まるで意味がありません。家にほぼおらず、口を開けば愚痴をこぼし、ボーッとしている姿を見せて喜ぶ家族はいません。
もう1度、「なんで働くのか」を振り返りましょう
ダブルワーク退職の意思表示
「辞めよう」と決めたものの、どのタイミングで店長に退職を伝えようかと悩みつつ働いていました。
しかしある日、店長から早朝の出勤を依頼され4時起きでバイト先に向かった際、後から来たチーフに
「あれ?今日シフト入ってないし、人足りているよ」
その一言を聞いた瞬間に、私の中で何かが弾けました
勤務終了後、そのまますぐ店長に電話し「辞めさせて頂きます」と伝えました。
退職で変わったこと
夜眠れるようになったり、落ちていた体重も徐々に元に戻ってきました。また、仕事でミスを連発していましたがそれも無くなり、ボーッとしていることも無くなりました。
そして何より一番の変化は、
家族との時間が増えました
愚痴が無くなったことで、奥さんと笑顔で会話することが増えました。
そりゃ誰しも、相手の愚痴を聞かされて笑顔になる人は居ませんよね。バイトに行かなくて良いので、家族との時間も増えてメリットしかありません。
唯一のデメリットは収入が減ったことですが、本業や予備自衛官補の収入は続くので、生活に影響は全くありません。